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獣医師おすすめの安全で人気な猫用おもちゃ7選

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どうも、獣医師のにゃんとすです!

みなさんは猫ちゃんとおもちゃで遊んであげていますか?

猫には狩猟本能が残っているので、1日10分程度でもよいので遊んであげることが、彼らのストレスフリーな生活のためにはとても大切です。また室内飼いの猫ちゃんにとっては運動不足解消になり、肥満予防にもなります。

一方で、おもちゃの誤飲事故も多発しており、時には命を落とすこともあります。

この記事では、安心安全で猫ちゃんも飼い主さんも楽しいおもちゃの選び方と、おすすめの猫おもちゃについて目的別にまとめました。

獣医にゃんとす

獣医にゃんとす

獣医師・獣医学博士

– 臨床獣医師を経験後、がんをはじめとした難病に苦しむ動物を救うべく研究者を志す。

1匹の猫と暮らす「げぼく」

著書:猫をもっと幸せにする『げぼくの教科書』

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獣医師・獣医学博士

– 臨床獣医師を経験後、がんをはじめとした難病に苦しむ動物を救うために研究者を志す。

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獣医師相談サイトなどで獣医にゃんとす、もしくはこの記事のゴーストライターを名乗るなりすまし行為が多数発生しております。このブログのすべての記事を獣医にゃんとす本人が執筆しております。またいかなるプラットフォームでも個別相談はお断りし、かかりつけ医の受診をお願いしております。なりすまし行為にはご注意ください。

目次

猫のおもちゃの選び方

皆さんはどのようにしておもちゃを選んであげているでしょうか?

猫ちゃんにとって最適なおもちゃの条件をまとめました。

猫のおもちゃの条件
  1. 猫の五感を刺激し、狩猟行動を模倣するもの
  2. 壊れにくくて安全なもの
  3. 愛猫の好みにあったもの

その1: 猫の五感を刺激し、狩猟行動を模倣するものを選びましょう!

猫の狩猟行動は、見つける→隠れる→襲いかかる→捕まえる(→食べる)という一連の流れがあります。飼い主さんにとっては遊びでも、猫ちゃんにとっては立派な狩り。こうした一連の流れを再現することができるおもちゃが最適だと考えられます。

さらに猫の獲物は、ネズミやカエル、小鳥などを捕食していました。こうした獲物の動きをイメージして、ねこじゃらしや釣り竿タイプのおもちゃを素早く動かしたり、ヒラヒラと舞わせたりすることで、猫ちゃんの本能も刺激されるでしょう。

カサカサしたポリエステル製のトンネルのおもちゃなども、猫ちゃんの五感を刺激する良いおもちゃです。

その2: 壊れにくくて安全なものを選びましょう!

近年、猫の誤飲事故が多発しています。以前Twitterで行ったアンケート調査では、飲み込んでしまったものの中で2番目に多かったものが「おもちゃ」でした。

猫の異物誤飲リスト(多い順)

  1. ひも状異物
  2. おもちゃ
  3. 食べ物のニオイがついたもの
  4. 布製品
  5. ビニール
  6. ゴム製品(マット)
  7. 輪ゴム・ヘアゴム
  8. 人間の食べ物
  9. 紙製品
  10. 植物
  11. その他

これには猫じゃらしについた装飾品やネズミのおもちゃなどが含まれていました。

さらに1番多かったものは「ひも」で、この中にも釣り竿式のおもちゃのひもなども含まれていました。こうした異物は胃や腸を傷つけ、時には腸を裂いてしまい、命に関わる状態に陥ることもあります。小さな装飾品の多いおもちゃや100均の壊れやすいおもちゃは避けましょう

特にお留守番中の一人遊び用のおもちゃは、知育トイやぬいぐるみなど誤飲する心配の少ないおもちゃを選びましょう。

その3: 愛猫の好みを知りましょう!

猫にもおもちゃの好みがあります。猫じゃらしを追いかけるような激しい遊びが好きな猫ちゃんもいれば、知育トイのように一人でじっくり楽しむおもちゃが好きな猫ちゃんもいます。

また猫は飽きやすい動物でもあります。1つのおもちゃばかり使うのではなく、数種類のおもちゃを組み合わせたり、ローテーションしてあげることで、猫にとっても毎回新鮮で刺激的な遊びになるでしょう。


にゃんとす

ここからはシチュエーション別でおすすめのおもちゃを見ていきましょう!

飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃ

猫ちゃんと一緒に遊ぶのは飼い主にとっても楽しい時間ですよね。1日10分程度を目安に遊ぶ時間をぜひとってあげてください。

一緒に遊んであげる際におすすめのおもちゃは….

一緒に遊ぶのにおすすめのおもちゃ
  1. 猫のおもちゃの定番!猫じゃらし
  2. 買ったことを後悔…!?トンネルのおもちゃ(キャットトンネル)

猫じゃらし

猫のおもちゃといえば猫じゃらしをイメージしますよね。既に使っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

羽やセロハンなどの装飾品がついたものは猫ちゃんの食いつきが良いかもしれませんが、壊れやすいものが多く、誤飲の原因になります。

猫ちゃんにもよりますが、後述のトンネルのおもちゃなどと組み合わせれば、装飾品なしのものでも十分遊んでくれます。

羽やセロハン、ひもがついたものを使用する場合は、いたずらしないように必ず遊んだあとは猫ちゃんの手の届かない場所に片付けることを徹底しましょう。

トンネルのおもちゃ(キャットトンネル)

次に紹介するおすすめのおもちゃはトンネルのおもちゃ(キャットトンネル)です。

先程述べたとおり、猫の狩りのスタイルは草むらなどの物陰に身を潜め、一気に獲物に襲いかかるというものでした。

その狩りを再現するのに最適なのがこのおもちゃです。

トンネルのわきから猫じゃらしをチラチラ見え隠れさせてあげてください。見えないところでカサカサさせ、音や影で誘うのも効果的です。

画像
ちなみにキャットトンネルのもうひとつのメリットは、程よく薄暗くなるので黒目がまんまるのかわいい写真が撮れます。

うちのにゃんちゃんは、ポリエステル製のカサカサ感がたまらないのか、↑のキャットトンネルが大好きすぎて、猫じゃらしなしでも大暴れします(笑)

あまりに大興奮で、買ったことをちょっぴり後悔するほど…笑。まぁ、楽しそうなので良しとしましょう。

ただデメリットとしては、場所を結構とります。正直、邪魔。笑

そのため、省スペースを考えてベットも兼ねたキャットトンネルも人気です。

ひものついたおもちゃは要注意

釣り竿タイプのようなおもちゃもおすすめですが、ひも部分の誤飲には十分注意してください

ご存知の通り、猫はひもが大好きですよね。片付け忘れたおもちゃにいたずらしているうちに、ざらざらしている舌に引っかかって、ひもがどんどん手繰り寄せられて飲み込んでしまった…というケースが多いです。

特に「カシャカシャぶんぶん」というおもちゃは猫ちゃんの食いつきがよく人気のおもちゃのようですが、その分壊れやすく、ひも部分や装飾部分を誤飲してしまったという声をいくつか聞きました。

食いつきがよいということは猫ちゃんの猛攻により壊れやすいということです。

十分注意して使用し、後片付けは徹底するようにしましょう。他のおもちゃでも遊んでくれる場合はなるべく壊れにくいものを選びましょう。

猫が勝手に遊んでくれる!お留守番中のひとり遊び用のおもちゃ

お留守番中にひとり遊びできるようなおもちゃを探している飼い主さんは結構多いです。

しかし、猫ちゃんは薄明薄暮性といって朝方と夕方に活動する動物なので、特に日中はほとんど寝ているのです。

そのため、積極的に猫を誘うようなおもちゃ(自動で動くようなもの)は必要ないことのほうが多いです。

どちらかというと気が向いたときにじっくり遊べるようなおもちゃの方が良いかもしれません。

ひとり遊び用のおすすめのおもちゃ
  1. 猫の本能を満たす!知育玩具(知育トイ)
  2. 猫キック炸裂!?ぬいぐるみ(けりぐるみ)

知育玩具(知育トイ)

知育玩具(知育トイ)はおもちゃの中にごはんを入れて、工夫して取るというゲームのようなもの。

パズルフィーダーやフードツリー、トリートボールといった様々な知育トイがあります。

知育玩具(知育トイ)は獣医師として特におすすめのおもちゃの1つです

トイレットペーパーの芯(a)やたまごの容器(b)などで手作りしたもの、平置きのもの(c)やトリートボール(d)など様々な種類がある(引用: Dantas, L. M., et al., J. Feline Med. Surg. 18, 723–732, 2016 )

猫にとって狩りという行動は、もともとは食事の一環でした。

そのため、遊びのなかに食事を取り入れることで、より本来の捕食行動に近づけることができます。

これによってストレスの軽減をはじめとした様々なメリットがあると考えられており、米国猫獣医協会(AAFP)と国際猫医学会(ISFM)の定めたガイドラインでも知育トイを使った食事を取り入れることが推奨されています

比較的新しい概念でまだまだ研究が足りていない分野ではありますが、知育トイを導入することで問題行動が減少したり、肥満が解消された猫ちゃんがいくつか紹介されています。

知育トイの導入によって効果があった例
  1. 肥満猫の体重が減少した
  2. 多頭飼いのおうちで猫どうしの喧嘩が大幅に減った
  3. 盗み食いや食事の催促で飼い主を起こすことが減った
  4. 夜鳴きなどの認知症の症状が改善され、投薬による治療を回避できた
  5. 人馴れしていない猫ちゃんの飼い主への恐怖による攻撃行動が減った
  6. 特発性膀胱炎(ストレスが主原因)によるトイレの失敗がゼロに。
  7. 分離不安症(お留守番時の不安行動)が消失

などなど…

( 引用: Dantas, L. M., et al., J. Feline Med. Surg. 18, 723–732, 2016 )

このように様々な問題行動に対して改善効果が期待できるようです。

特にお留守番時や飼い主さんの姿が見えなくなると大声でなく、異常に寂しがる、ストレスを感じるといった、いわゆる分離不安症の猫ちゃんにとっては最適のお留守番用のおもちゃでしょうまた高齢の猫ちゃんの認知症予防にも一定の効果があるかもしれません。

人間の感覚からするとなかなか食事がとれない状態はフラストレーションがたまるのでは…と考えてしまいがちですが、狩猟本能のある猫ちゃんたちにとっては、食事にゲーム性を付与することで、より本来の食事スタイルに近づき、認知的、身体的、行動的なメリットが得られるのではないでしょうか。

今後、症例数を増やしていくことで有効性がきちんと証明されていくことを期待しています。

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ここからはおすすめの知育トイについて見ていきましょう。我が家では3つの知育トイを使用しています。

ジェックス フードツリー

こちら我が家で大活躍中のフードツリーです。これまでお留守番中の食事は自動給餌器を使っていましたが、最近はこちらも併用しています。

パズルフィーダー

こちらも我が家で使用している知育トイ(パズルフィーダー)です。4つのエリアに分かれており、それぞれ難易度が異なります。

4つのエリアに分かれている。我が家のにゃんちゃんは一番下のカップのエリアが苦手です(笑)

値段も安く、はじめての知育トイとして導入しやすいので、おすすめの商品です。

トリートボール

ボールに穴があり、中にフードやおやつを入れることができる「トリートボール」。

転がすことで中のおやつが出てくるおもちゃです。

他の知育トイに比べて動きが大きいので、子猫や若い猫ちゃんのほうが食いつきが良いことが多いです。

我が家ではヒルズのキャットフードセットに付いてきたトリートボールを使用しています。

最近は我が家であまり出番のないトリートボール。若い猫ちゃんは気に入ってくれる可能性は高いです。

我が家のにゃんちゃん(10歳)は上記の2つの知育トイのほうが好きなようで、最近はあまり使用していません(昔は結構遊んでくれてたんですが…)。

ためしてガッテンでも紹介!猫のおもちゃは手作りできる!

知育トイは手作りできます。ためしてガッテンで500mLのペットボトルに500円サイズの穴を開けて、中におやつやフードを入れてあげるという手作りおもちゃが紹介されていたそうです。簡単なのでおすすめです!

killarney cat hospital HPより引用

ただし、切り口で怪我をしないようにビニールテープ等でガードしてあげたほうが安心ですね。

他にもトイレットペーパーの芯の両端を折り曲げて穴を開けてもOK!

トイレットペーパーの芯をつかった猫のおもちゃ
トイレットペーパーの芯をつかったおもちゃ(にゃんとす作)

シンプルにカリカリを投げて追いかけてくれる場合はそれでもOKです。まさしく「狩り」に近いですよね。猫ちゃんも楽しめる遊び方なのでおすすめです。

知育トイにドライフードやデンタルケアのおやつを入れてみよう!

知育トイの中身は、普段与えているドライフードを入れても良いですし、デンタルケアの効果が期待できるおやつを入れるのも良いです。

なかでもアメリカ獣医歯科学会(VOHC)の認定マークがついているおやつは歯垢や歯石の蓄積のコントロールを助ける効果があると承認されているおやつです。目に見えるほどの劇的な効果はありませんが、他のおやつよりは一定の効果が期待できるかもしれません(既に歯肉が赤く腫れている場合は、歯磨き効果のあるおやつなどでは対応できません。必ずかかりつけの動物病院を受診し、歯石除去等の治療を受けましょう)。

グリニーズ 猫用 ローストチキン味 130g
マース(ニュートロ)
にゃんとす

今おやつの記事も執筆中ですので、お楽しみに!

ぬいぐるみ(けりぐるみ)

壊れる心配が少ないので、お留守番中のおもちゃとしてはおすすめです。

ただし、猫ちゃんによっては全く関心を示さない可能性もあり、好みが分かれやすいおもちゃと言えるでしょう。

また衣服やタオルなどを食べてしまうウールサッキングの症状がある猫ちゃんには不向きです。

自動のおもちゃはお留守番中の一人遊びには不向きかも

自動でおもちゃが動いてくれる以下のようなおもちゃが非常に人気です。

ただ、こうした全自動のおもちゃは猫ちゃんも興奮してしまうので、すぐ壊れてしまうことが多いです。

飼い主さんがそばで見ているときであれば問題ありませんが、お留守番時のひとり遊びに使用するのは誤飲してしまう危険があるので注意が必要です。

また冒頭にも説明したとおり、日中のお留守番のときは猫ちゃんはたいてい寝ているので、激しい運動を誘うおもちゃはお留守番用には向かないかもしれません。

危険!猫の健康を害してしまう可能性が高いNGなおもちゃ

ネズミのおもちゃは食べてしまう危険がかなり高い

ペットショップやホームセンターでよく見かける「ネズミを模したおもちゃ」もかなり危険です。

猫のネズミのおもちゃは誤飲の危険がある
ネズミのおもちゃは最も誤飲しやすいものの1つ

信じられないかもしれませんが、猫は5センチぐらいの大きさのおもちゃであればかんたんに飲みこんでしまいます。そもそも、猫はネズミなどの小動物を丸呑みしていたので、それをそっくりそのまま 再現したものを飲みこんでしまうのは当然ですよね。

もちろんおもちゃは消化されないので、手術での摘出は避けられないでしょう。あまりにも誤食してしまう猫ちゃ んが多いので、獣医師の間でも「販売を中止にしてほしい」という声が挙がっているほどです。おうちにあるならすぐに処分することおすすめします。

ネズミのおもちゃの単品はもちろん、キャットタワーやトンネルなどに紐でぶら下がっているようなものもあるので、猫ちゃんが遊ぶ前に飼い主さんが先にもぎとってあげてください。

レーザーポインター・ペンライトは猫の健康を害する可能性がある

レーザーポインターの使用は強迫性障害のような行動異常の原因に?

様々なwebサイトで、レーザーポインターやペンライトがおすすめのおもちゃとして紹介されています。

しかし、こうした光を使った遊びは、狩り行動で最も大切な「捕まえる」という動作がありません。狩りの失敗が続くというのは、猫にとっては非常にストレスになると考えられます。そのため、レーザーポインターは猫の健康を害する危険があると警鐘を鳴らす動物行動学者もいます。

さらに最近のコロラド州立大学が行った猫の飼い主を対象としたアンケート調査によると、レーザーポインターを使った遊びの頻度と強迫性障害のような行動異常(特定のおもちゃに強く固執する、光や影に過剰に反応する、しっぽを追いかけて回るなど)との間に有意な関連が認められたそうです。アンケート調査から導き出した相関関係ではあるものの、レーザーポインターを使った遊びが行動異常の発生と関連していることを裏付けるデータである可能性があります。

レーザーポインターでフードやおやつに誘導することで「捕まえる」という動作を加える工夫をすれば問題ないとする専門家もいますが、そう簡単には思い通りにコントロールできず、なかなか難しい印象です。

強い光によって目を傷つけてしまう可能性がある

また、レーザーポインターの光が猫の目に入ると視力の低下などにつながる可能性があります。というのも、猫の網膜の裏には「タペタム」と呼ばれる反射板が備わっています。網膜に当たる光とタペタムによる反射光によって光を増幅させることができるため、暗闇でも視界が良好になる一方で、レーザーポインターなどの強い光も増幅してしまい、網膜へのダメージが大きくなる可能性が考えられます。

タペタムという反射板によって眼球内に入った光を増幅することができる

厳密にはレーザーポインターなどの光で失明したとか視力が低下したといった報告はありません(猫の視力を測ることが難しいという側面もあります)が、強い光で眼を傷つけてしまうリスクは人間よりも高いということがわかると思います。

猫が遊ぶ動画やアプリもストレスになるかも

最近、猫が遊ぶ動画やアプリが流行っているように思います。

たしかに動画を見ながらおててでちょいちょいしている姿は可愛らしいですが、この遊びにも「捕まえる」動作がありません

もちろん、こうした動画やアプリが実際に強迫性障害のような行動異常につながったというデータはありませんが、レーザーポインターの研究等を踏まえるとストレスの原因になってしまう可能性は十分考えられます。

100均の猫おもちゃは壊れやすい物が多い

最近では100均でも猫のおもちゃがたくさん売られています。が、すべてとは言いませんが、安全性が十分考慮されていないものが多いように思います。

壊れやすいものや飲み込んでしまう大きさのものなど、購入される際はよく注意して選びましょう。

猫を飽きさせない!正しい遊ばせ方

猫ちゃんを飽きさせずに楽しませるためには、飼い主さんのおもちゃの動かし方や遊ぶタイミングなども非常に大切です。

猫を飽きさせないコツ!
  1. 最後は必ず捕まえさせましょう!
  2. おもちゃはトリッキーに動かしましょう
  3. 物陰をうまく使ってチラチラさせましょう!
  4. いろんなおもちゃをローテーションしましょう!
  5. 猫ちゃんが空腹の時に遊びましょう!
  6. 部屋を少し薄暗くすると良い!?
  7. 乗り気じゃない時は無理に遊ばないようにしましょう!

最後は必ずおもちゃを捕まえさせる

冒頭でも述べたとおり、猫の狩猟行動は見つける→隠れる→襲いかかる→捕まえる(→食べる)という一連の流れがあります。狩りが失敗ばかりでは猫ちゃんも楽しくありませんし、逆に簡単すぎてもすぐに飽きてしまいます。

だいたい4-5回に1回はおもちゃを捕まえさせてあげましょう。

失敗を織り交ぜながら、最後は狩りを完結させてあげることが大切です。

おもちゃはトリッキーに動かしましょう!

猫が昔捕まえていたネズミやカエル、小鳥などの獲物たちは一定の動きをしていたわけではありません。素早く動いたかと思ったら、突然止まったり、飛んだりはねたり….非常に変速的な動きをします。

こうした獲物の動きをイメージして、素早く動かしたり、逆にゆっくり動かしたり、ヒラヒラと舞わせたり、変化をつけながら遊んであげると良いでしょう!

物陰をうまく使ってチラチラさせましょう!

家具やお布団、トンネルのおもちゃなどを使って、おもちゃを見え隠れさせてあげると猫ちゃんの興奮もMAX!

猫に見えないようにカサカサしてみたり、影で誘ってみたりするのもおすすめです。

いろんなおもちゃをローテーションさせましょう!

猫は目新しいものを好む動物ですので、同じおもちゃばかりだとすぐに飽きてしまいます。いろんなおもちゃを順番に使ってみたり、ここぞというときに使うおもちゃなどをとっておいたり、工夫してみましょう

また遊んだあとや使用しない時は目のつかないところに隠しておくことも大切です(誤飲予防の意味でも)。

猫ちゃんが空腹の時に遊びましょう!

猫の狩猟行動はもともと獲物を捕まえて食べるための行動なので、食事と強く関連しています。本能的にお腹が空いている時のほうが、狩りに乗り気になりやすいと考えられます。

実際にある研究によると、猫ちゃんが空腹のときのほうがおもちゃへの反応がよかったというデータもあります。なかなか遊んでくれない場合はごはんの前に遊んであげると良いかもしれません。

部屋を少し薄暗くすると良い!?

特にデータがあるわけではありませんが、猫は薄明薄暮性の動物なので、朝方(大変!?)や夕方の時間帯に遊んであげたり、部屋を少し薄暗くして遊ぶと良いかも!?

乗り気じゃない時は無理に遊ばないようにしましょう!

猫は自分のペースを大切にする動物です。寝床でくつろいでいる時やおもちゃをフリフリしても猫ちゃんがあまり乗り気じゃない時などは無理に遊ばす必要はないです。

猫ちゃんのテンション高めのときを狙って、おもちゃを取り出して誘ってみましょう!

遊んだあとは片付けよう!おすすめの猫おもちゃの収納を紹介

猫ちゃんと遊んだあとは誤飲事故の防止の為に、必ず後片付けをするようにしましょう。

我が家はガサツなので無印の「頑丈収納BOX」におもちゃもキャットフードも猫砂も全部ぶち込んでいます。笑

両側にロックがついているので、猫ちゃんが簡単にはいたずらできないところがお気に入りポイントです。

サイズ感がわかるように5Lの猫砂と2Lのペットボトルを入れてみました。こんな感じです。

大サイズでも十分入るのですが、猫砂をまとめ買いしたりすることを考えたら特大サイズでもよかったかなとちょっぴり後悔。それでも十分満足な製品です!

猫のおもちゃに関するQ&A

1回何分くらい遊べばいいの?

5分-10分程度遊べば十分です。猫の狩りは短期決戦ですので、1日1回長時間だらだら遊ぶというより、短い時間に区切って何度も遊んであげるほうが自然の狩猟スタイルに近づきます。

また飽きるまで遊び続けると、そのおもちゃに興味を示さなくなることもあります。時間を区切って猫ちゃんが飽きる前に遊びを終了させることも大切です。

子猫におすすめのおもちゃは?

子猫でも基本的にはこの記事で紹介したおもちゃの選び方で問題ありません。ただし、好奇心旺盛な時期ですので、遊ぶ時間はたくさんとってあげるべきでしょう。

また若い猫ちゃんは、より活発な遊びを好みます。例えば知育トイだったら、フードツリーやパズルフィーダーよりも、不規則に動くトリートボールの方が適しているでしょう。

一方で、誤飲のリスクは子猫のほうが多いというデータがありますので、遊んだ後の片付けは徹底しましょう。子猫はびっくりするほど成長が早いので、ついこの間まで登れなかったところにいつの間にか登れるようになっていたずらしてしまった…なんてことも多々あります。先程紹介した頑丈BOXなど、絶対にいたずらできない場所にしまっておくと安心です。

また子猫の時期に、人間の手や足などで遊んでしまうと、おとなになっても噛み癖のある猫ちゃんになってしまいます。必ずおもちゃで遊んであげるようにしましょう。

シニアの猫ちゃんも遊んであげたほうが良いの?

高齢の猫ちゃんであっても体の動きに合わせた遊びであれば、良い刺激になるでしょう。

猫ちゃんが横になったままでもかまいません。猫ちゃんの手の届く範囲でおもちゃを動かしてみたり、知育トイを取り入れてみると良いでしょう。

歯磨きができるおもちゃってどうなの?

歯磨きができるおもちゃは犬では一般的ですが、猫ではあまり種類がありません。Petstagesという会社からキャットニップを配合した歯磨き用のおもちゃが出ています。

興味を示してくれるかどうかは猫ちゃん次第ですが、カミカミすることで歯垢がつくことを予防してくれるかもしれません。しかし、効果が保証されているものではないので、気休め程度…といった感じでしょうか。

歯磨き効果を狙いたい場合は、上述の通り「知育トイ+VOHC(米国獣医口腔衛生協議会)認定マーク付きのおやつ」の組み合わせのほうが良いでしょう。こちらも実感できるほどの効果が得られるかはわかりませんが、一定の効果が期待できるでしょう。

おもちゃやおやつの効果は過信せず、日々の歯磨きやかかりつけ医での定期的な歯石除去が重要になります。

獣医師おすすめの猫のおもちゃのまとめ

飼い主さんが一緒に遊んであげる場合は、猫じゃらしやキャットトンネル等をうまく組み合わせて、見つける→隠れる→襲いかかる→捕まえるの流れを再現しましょう!

釣り竿タイプのようにひもがついているものや装飾品の多いものの使用には十分注意しましょう。使用後は必ず猫の手の届かないところに片付けるようにしましょう。

一緒に遊ぶのにおすすめのおもちゃ
  1. 猫のおもちゃの定番!猫じゃらし
  2. 買ったことを後悔…!?トンネルのおもちゃ(キャットトンネル)

お留守番中のひとり遊びには知育玩具が安全で、分離不安等にも効果的なおもちゃです。けりぐるみも誤飲の危険性が少なく、おすすめのおもちゃです。一方、全自動のおもちゃは壊れやすい場合があり、お留守番中の誤飲が心配です。

ひとり遊び用のおすすめのおもちゃ
  1. 猫の本能を満たす!知育玩具(知育トイ)
  2. 猫キック炸裂!?ぬいぐるみ(けりぐるみ)

おもちゃは猫ちゃんの毎日の暮らしを豊かにするために必須のアイテムです。この記事が愛猫のおもちゃ選びの一助になれば幸いです!

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